デンスケ賭博とは

デンスケ賭博とは

私の常識は世間の非常識。
私は使ったデンスケ賭博という言葉が、ほとんどの人が知らない言葉であることが分かった。
私が書いた、
本当のリーダーを知らずにそれを語り金を稼ぐ輩(やから)
http://d.hatena.ne.jp/kujira4351/20120302/1330678137
中で「デンスケ賭博」という言葉を使った。
しかし、その意味が分からなければほとんどの人に誤解を与える。
ところが、インターネットで検索しても
その意味は単なる違法行為とか書いていない。
これでは実態はほとんどの人に不可解だろう。

例えば
1 デンスケ - Wikipedia
http://www.google.co.jp/search?rlz=1C1CHPN_jaJP451JP451&aq=f&ix=seb&sourceid=chrome&ie=UTF-8&q=%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%B1%E8%B3%AD%E5%8D%9A
路上で行われる賭博のこと。「デンスケ賭博」ともいう。不法行為の一種であり街頭で将棋等賭け事を催すが、絶対相手が負けるように仕組んである見物人も含めた組織犯罪。
栃木県警の刑事であった増田伝助が最初にこの手口を見破り検挙した事から「デンスケ賭博」と呼ばれるようになったとされる。
2 デンスケ賭博とは? - Yahoo!知恵袋
場外馬券売り場なんかの近くで行われてる路上博打です。警察が来たらすぐ逃げます。(見張りあり)
手製のルーレットなんかがあり、周りの人はほとんどイカサマ仲間で、最後は必ず負けます。

などいくつもあるが、その原理的な説明は成されていない。
ほとんどが又聞き状態。おぼろげな輪郭であり現場を知らない。

そこで、私が使った意味でのデンスケ賭博について解説しておく。
使うツールはそれぞれあるだろうが、
設定は
1 ある業者(?)が簡単なもの当てゲームをやっている。
例えば、お盆の上でビー玉大の同じ色で見た目の区別のつかないウェハースの玉を転がしている。
業者はそこに同じ球を一個放り込むのだが、その前にその球を振ってみる。
すると中に何か入っているらしき音がする。
そこで周りに20〜30人いる客に声をかける。
「さー張ったり、張ったり。この球を見事当てた人は掛け金山分けだよ。
誰も当たらなかったら、私が全部もらう。」
そしてすぐ球を盆の上に放り込む。
そんなに激しく動かしてない(ように感じる)が、皆慎重だ。
よく見ていると、球は眼で追える。
新規顧客が「あれだなっ」と思ってみている。
ほとんどの人は様子見だが、中に色気のある奴が居て、
一口1万円を賭ける。口数は何口でも良い。
場合によっては数人賭ける。

「もう賭ける人はいないかね?」
賭ける人が出なくなったところで、お盆は止まり、
「どの球か指さしてくれ」と亭主が言う。

みんなはそれぞれ自分の見定めた球を指さす。
亭主は間違いないか、間違いがあれば変更しても良いと言うが客は変更しない。
ところが新規顧客から見るとそれは明らかに間違っている。

亭主はそれぞれの球を握りつぶす。
すると入っているはずのピンクのプラスチック片が入っていない。
客は全滅である。

新規顧客は何度か見て。
こいつら{今まで当てられなかった客}馬鹿じゃないかと思う。
俺なら当てられる。と当然のように思う。

そこでゲームに参加する。
1万円
2万円
3万円
・・・・・
おかしい。全体間違いないはずなのに当たらない。

新規顧客はすってんてんになる。

結論を言おう。
亭主の周りにいる客に見えた20〜30人は全部サクラなのだ。
ウェハースには最初からプラスチック片など入っていなくて、
振ったときに音が聞こえるだけだ。
つまり正解はないのである。

新規顧客が「自分は賢い」と思わすために、全員で芝居をしているのだ。

通常サクラと言えば本来の大勢の客に対して一人または少数と思い込みがちである。
しかし、その周辺空間全体がサクラで客はほとんど一人しかいないという。
そんな高コスト状況誰も望まないだろう。
と言う盲点を突いている。

よく観察していると、その人数にちょっと多めの時給を払っても結構ペイしている。
それがデンスケ賭博だ。